男の子・女の子

仕事の帰りに、おいしいパン屋さんの横を通ります。ショウウインドウにぴったりと張り付いた、3歳くらいの男の子。いろいろなクロワッサンがいかにも美味しそう。

「こらユウジなにやってんの! いくよ!」
おかあさんの声に、振り向いたものの、なかなかクロワッサンの魅力は抗いがたいようです。
「こらユウジ!」
しかしお母さんにはなおのこと抗いがたい。今にも泣きそうな顔をして、立ち去ろうとするおかあさんに駆け寄っていきます。


あ〜あ、欲しいとかいえないんだよな、男の子は要領悪いな。なんて思っているうちに、むこうから同じくらいの年頃のスイミング帰りの女の子。
「○○(そのパン屋の名前)のパンがたべたいなあ!」
お母さん、
「マアちゃんはスイミングでそんなにおなかが空いたの?」
「ウン!」
きっとマアちゃんは、ユウジが見とれていたクロワッサンを買ってもらえるんだろうなあ、女の子は要領がいいなあ。


さて、妻がLLビーンのカタログを開いています。
「このニットのカーディガン、いいなあ・・・」