革命

999円MP3プレーヤの話題を先に入れてしまって、土曜日の話題が後になってしまった。さかのぼってかけないんだよね。日記だから当たり前か。

で、何かというと、土曜日の午後、高校一年生の次男のピアノ発表会があったのだ。

当日の午前中は、妻も私も別々の用事で出かけていて、次男も学校の期末試験の最中なので、まず先に次男が帰宅し、用意した昼食を食べて着替えて一足先にリハーサルへ行き、つづいて私がギリギリ開演時刻に間に合いそう、妻は私の実家によって車で私の両親を引率してきてくれる、という筋書きだった。

さて、PTAの会合に出ている私に次男からメール。
「服、どこにあるの?」
「風呂場の乾燥機かけてある。シャツはアイロンかけたやつがかかってるだろ」
「わかった」

結局、開演時刻にやや遅れて、ビデオカメラぶら下げた私が到着。次男を見つけて、しばし前半のかわいらしい子どもたちの演奏というよりは様子を楽しむ(おめかししておすましして、かわいいよねえ)。やがて妻も私の両親を連れて到着。父はだいぶ歩けなくなってきているので、妻が車で送り迎えしてくれるおかげでこういう機会に孫の姿を見てもらえる。私は免許を持っていないので、車大好きな妻に感謝だ。

と・・・そのころになってようやく、隣に座っている次男の姿をしげしげと見つめた私。

「おまえ・・・それ、俺のシャツだ・・・」
次男は、お気に入りの黒ズボンに黒シャツ、その上に私の着古してやや色あせ気味のベージュのボタンダウンのワイシャツを羽織っているのだった。
「だって、これ風呂場にかかってたからさ。」
「君のストライプのシャツ、アイロンかかってたのに・・・。んー、それ脱いで黒シャツだけのほうがよくない?」
「いいんだよ、これで」
どうやら、彼なりのコーディネートでこれがカッコイイと思ったらしい。確かに、私のシャツは彼のズボンと一緒に風呂場で乾燥かけていて、アイロンをかけた彼のシャツは、別のところにかかっていた。うーん、・・・でもまあ、そんなに悪くはないかもね。発表会向きかどうかはともかく。

得意の「革命のエチュード」よかったっす。緊張入って、家で弾いているほどには滑らかさはなかったけど、グランドピアノの響きは華麗でいいなあ。ヤツにはショパンは向いている気がする。黒ズボンに俺のしわくちゃシャツもかっこよかったな。