コロンボ

今朝も息子は○ジ○ル○ンスターのアニメを見ている。うーんこれ高校生になってまで見るアニメか?と思うのだが、いくら「ひゃーモンスターだっせー」とか「小学生向けじゃねーの?」とか茶々入れても受け流されてしまうんだなこれが。


それで思い出したのがテレビの刑事コロンボである。ブームになった頃は土曜日だったか日曜日だったか、とにかく普段帰りの遅い父も一緒に見ていた。だが、番組が始まって、殺人事件が起こってまもなくすると父は居眠りを始める。コロンボが例の調子でだんだん犯人を追い詰めていって、いよいよというところで父は目を覚ます。そして「はじめから犯人がわかってるもんなあ、ちっとも面白くないや」と文句を言うのである。そりゃそうでしょ、犯人が殺人を犯すところを見て、途中寝ていて、最後に逮捕されるところしか見ていないんだから、と言い返す。毎回このパターンだったのだが、そんなやり取りがまた楽しかったかもしれない。私たちは、ほらほら、またお父さん寝ちゃったよ、きっとまた終わる頃目を覚まして、面白くないって言うよ、なんていいながら、ほらやっぱり!といってニヤニヤするのである。父も途中で目を覚ましたりすると、おっとこれはいけないと寝たフリしたことなんかもあるのではないか、なんて、ふと思う。


またオヤジけちつけてくるぞ、そろそろ言うぞ、なんて思いながら息子も○ジ○ン見ているのかもしれない。


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