高知に行ってきた

文化祭の代休は高知に出張。つながりのある方から講演に呼んでいただいた。
羽田を朝の便で発ち、高知龍馬空港に着くのが10時過ぎ。出発もやや遅れたので、ゆっくり昼飯を食べて出番に間に合えばいいや、というくらいに思っていたが、招いてくださった方が迎えに来てくださったおかげで、午前中のプログラムにも参加できた。小規模ながら充実した集まりであった。このギョーカイの抱える問題は、どこへ行っても同じだ。しかしそれを全力で支える心ある人たちがいることも(そしてそのことがさっぱり知られていないことも)同じだ。私が講演に行ったのに、かえってたくさんの良いお話をお土産にいただいた。

泊まったホテルは、大きなクリスマスツリーの電飾が完成したところだった。

一泊して、翌朝の便で帰るので、せめてホテルに近い高知城だけでも、と朝の散歩をしていたら、携帯に電話。車で送りに来てくださったのだ。せっかくだから、と桂浜に寄ってくださった。

龍馬の銅像を見物に、というつもりはなかったのだが、岩場から美しい砂浜と黒潮の広大な海を見ていたら、龍馬の気分が何となく「うーんわかるかも」という気がした。こんな眺めが近くにあったなら、心持はだいぶ違ってくるのではないかなあ、と海なし県に住む私は思ったのであった。惜しむらくはこの間すっかり風邪をひいていて、潮の香りがじゅうぶん嗅げなかったことだが。

高知の皆さん、有難うございました。